解体工事での安全対策について

こんにちは。

株式会社龍尾興業の遠藤です。

 

解体工事の現場では常に危険と隣り合わせの作業を行うことになります。

事故を防止するためには全作業員が安全対策をしっかりと理解して作業を行う必要があります。

 

本日は弊社が行っている安全対策についていくつかご紹介させていただきます。

 

①監督者の専任・解体工事に関する安全教育

作業者の安全を確保するために、解体工事では作業主任者の選任が義務付けられています。また、作業者の教育も行わなければなりません。
 
基本的にはどの解体工事中の工程全の作業が特別教育の対象です。(足場作業、フルハーネス、重機、木造・S造・RC造の解体、ガス溶接など)監督者・作業者は特別教育を通じて、安全な作業方法を学びます。

毎日各現場毎に作業主任者を選任し正しい工程・ルールを遵守して作業を行っています。
取得している作業に関する資格・特別教育一覧となります。
石綿作業主任者 
石綿取扱作業従事者特別教育
・職長・安全衛生責任者教育
・木造建築物解体工事作業指揮者
・コンクリート造の工作物の解体等作業主任者
・建築物鉄骨組立作業主任者
・車両系建設機械運転者(解体)
・車両系建設機械運転者(整地)
・足場の組立て等作業主任者
・フルハーネス型墜落制止用器具特別教育
・高所作業車運転特別教育

②危険予知活動(KY活動)

危険予知活動(KY活動)とは、事故や災害による被害を未然に防ぐために作業員全員に共有、意識改革を行うことです。

様々な事故の危険性に関して意見を出し合い、想定される事故が起きないようにするための対策や行動基準を決めます。

各解体現場毎に事故が起こりうるケースは変わってきます。
・隣地との距離が狭い
・解体現場の前面道路の交通量が多い
・古い建物なので倒壊の可能性がある
 
などの様々なパターンがあります。
 
危険予知活動(KY活動)を通じて、職長・作業員それぞれが解体現場における危険性をさまざまな視点から共有できるメリットがあります。

毎朝礼時に必ず危険予知活動(KY活動)を取り組み記録を残し共有を行えるようにしています。

③5S活動

5S活動とは、工事現場の環境を清潔に保つための活動です。
 
「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」のことで、解体工事の現場だけでなく全ての様々な職場で使われています。
 
廃材を指定場所に片付けることや備品・現場内の整理整頓、現場周辺の掃除などを実行する必要があります。
 
解体工事は近隣の方々に対して道路の使用や粉塵・騒音・振動などで多くの迷惑をかけてしまう仕事です。
 
5S運動をすることで、作業場の安全だけでなく破損や紛失、近隣の方々に対しても配慮できます。
 
安全かつ丁寧に仕事をするのはもちろんのことご近所の方々にご迷惑がかからないように配慮した工事を行います。

④現場作業終了報告・ヒヤリハット報告

ヒヤリハットとは、重大な災害や事故に直結する一歩手前の出来事のことです。
 
想像をしていない出来事に「ヒヤリ」としたり、事故寸前に「ハッ」とすることが名前の由来です。ヒヤリハットは、事故につながる要因を特定し対策を考えるのにとても貴重な機会です。
 
各作業員には現場作業終了時に報告書の提出を義務化しています。
 
ヒヤリハット」が発生した場合は報告書に事例・改善・対策を記載し事故を未然に防ぐ為の共有を行っております。

まとめ


今回は弊社で行っている解体工事の安全対策についてご紹介させていただきましたが今回説明してきたものは一部です。
 
各現場、各作業員毎が作業は安全に行われているのか確認を徹底して行い近隣の方々に影響が及ばないように安全な工事を行います。